悟り satori 2004 2 24

 キリスト教から見れば、仏教は、わかりにくいかもしれません。
キリスト教では、父なる神と、神の子イエスという形になっています。
仏教には、それに当たるものがありません。
 なぜか。
それは、釈迦が、人類史上最高の悟りを得たからです。
人類史上最高の悟りを得た後では、
天上界の神々も、釈迦の悟りを聞く立場となるのです。
だから、父なる神も、神の子も、登場しません。
 ただし、問題がありました。
その人類史上最高の悟りを、弟子が理解できなかったのです。
釈迦の悟りは、弟子が理解できる範囲で、後世に残されたのです。
もちろん、悟りの高い弟子がいて、高度な教えも残っています。
 たとえば、「色即是空」、「空即是色」です。
「色」とは、物質のことです。
「空」とは、エネルギーのことです。
つまり、物質=エネルギーのことです。
現代の物理学では、これを証明する法則があるでしょう。
しかし、これを、産業に応用する方法は、
まだ、数百年の科学技術の発達が必要です。
 今までの人類の歴史は、
知性、理性、感性を求めた時代でした。
 これからの時代は、悟りを求める時代になっていくでしょう。
「悟り」というものを科学する。
「悟り」というものを哲学する。
そういう時代になっていくでしょう。












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